私は、KK大学の自治会だったの

この作品はフィクションであり、実在する人物・団体には一切関係がありません


【集団強姦】京都教育大 44回生【示談・隠蔽】
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/student/1251659393/
125 名前:ウホッ!いい名無し…[sage] 投稿日:2009/08/31(月) 21:34:52 ID:womga1ci


小澤佐和子(22歳、元大学生)


重量感のある寸胴のよう肥満体で丸顔、黒縁の眼鏡といった風貌は、マスコミが取り上げられるオタクの醜悪なイメージと酷似している。
悪臭の漂う上着からして清潔とは程遠く、生活用品を詰めているであろうリュックザックからも小汚い布がはみ出している。
「皆が悪いんだ」が口癖で、言葉も挙動不審者のように覇気がなく気が弱そうな印象を受ける。

取材中でも、目を合わせることが苦痛なのか、周囲を警戒するようなのか区別がつかない行動を取るなど、
全体的に落ち着きがない。

「わたしが悪いんじゃない!皆がわたしを騙したから、こんなことになったのよ」

KK大学在学中、自治会に任命にされるという優秀な学生であったが、KK大学準強姦事件で、ある反社会的行動を起こすが、悪行の報いを受けて退学。
以後、折り合いの悪かった実家には戻ることなく、公園を渡り歩く生活へと転落。
奨学金制度を利用していたと本人は語るが、返済することなく逃げ回っている。


「国立大学に入って、奨学金制度で悠々自適のキャンパスライフを楽しむつもりでした。
それがあの事件のせいで、全て不意になりました。
こうなったのは全て、周りのせいです。

それまで何をやっていたかですか?
大学生です。KK大学にいました。
今、こんなことを言ったら誰から殴られますけどね。
大学にいた頃は、乱痴気騒ぎや好きなシナリオを作っていたりオフ会なんかに参加して楽しかったんですが…。
あの事件でわたしのキャンパスライフも足元から崩れていきました。

高校を出て、今の大学に入ったのは四年も前です。
地元では三流とか言われてましたけど、どうしても大学に入って遊びたかった私はなりふり構わずにはいられませんでした。

事実、面白い人が多かったです。
入学してから、自治会に任命された頃には、毎日が同人誌、シナリオ尽くし、部活動の帰りには仲間と一緒に地元の居酒屋で乱痴気騒ぎ。
遊び方もめちゃくちゃでした」

「そこで書いたシナリオはホームページに上げたり、同人誌にしてコミックマーケットの大学枠のサークルで売りさばいていたあの楽しかった頃が懐かしいです。
ファンから感想とかくれるのも本当に嬉しかった。

こう見えても優秀シナリオライターだったんですよ?
CDも出してましたし。

転落した理由ですか?
決まっているでしょうよ!!」

不細工な要望を歪めて、「畜生!!畜生!!」と叫び、「うがあぁああぁあァアアアッ!」と目の前で野獣のような叫び声を上げる。
過去に起こり、自身を住居不特定者に貶めた出来事、人物にまつわる忌まわしい記憶を思い出して発狂しているのか。

「なんで、私だけが!私だけが!!私だけが!!!うがぁああーーー!」

数分後、ようやく落ち着きを取り戻すが、紅潮した面構えは相変わらずである。
荒げた口調のまま、彼女なりに説明を続けた。

「そう、KK大学に起きたあの事件のせいです。

同級生をレイプしたとかで逮捕された事件のおかげでどれだけ私らKK大学の人たちが傷ついたか、あなたになんかに分かる訳ないでしょう?

とにかくあの事件のせいで、私らKK大学は地獄へ真っ逆さまになりました。

もう廃校とかになるとか聞きましたが、どうでしょうか?
もう関係ないですよね。

あの同級生のせいで、私らKK大学はセカンドレイプの巣窟だとか今でも指を指されています。
K大学とT大学に負けないくらいの優秀な生徒がたくさんいたにも関わらずですよ?

私ら自治会もその誹謗に負けないよう、体育領域のメンバーと他の大学と協力して某掲示板、SNSを利用して、私らの無実を立証したかった。

でも、勝てませんでした。
それどころか、逮捕者が続々でました。
私もそうです。
反社会的な集団だと、何度も言われました。
それでも、負けずに今もこうして、携帯で掲示板に書き込んでいるんです」

彼女はポケットから、手垢で汚れた某アニメキャラクターのシールが張られたローズレッドカラーの携帯電話のヒンジを指を差し込んで開くと、
某掲示板のスレッドが表示された液晶画面を目の前で見させる。
七福神の恵比寿とは程遠い、醜悪な笑顔を浮かべながらだ。

「それでも尚、社会的反発は強いです。
身内を守りたかっただけで、何故こんな非難を受けなければいけないのでしょうか」
  

「逮捕されて、起訴猶予になってからは、もう滅茶苦茶でした。
奨学金を返せ、退学にしろなどの非難が轟々でした。
大学のために、自治会として無実を勝ち取ろうとした私に手を差し伸べてくれる人は誰もいませんでした。
親ですら、そうです。

元から仲の悪かった両親からは、顔を膨れるくらい殴られ、髪を引っ張られ、罵声を浴びせられました。
挙げ句、「あんたのようなブスはうちの子じゃない。ここから出ていけ!勘当だ!!」と言われ、
少ないお金と身の回りのもの全てを家から追い出されて、現在に至っています。

奨学金ですか?親が払ってくれているでしょうよ。
もっとも、あれほどの仕打ちをした親を親と呼びたくありませんけど」

何をしているかと質問する。

「今、何をしているって、言われましても。
日雇いの簡単なバイトだけして、
公園を渡り歩いて暮らしています。

収入のある日は、ファーストフードのハンバーガーとかコンビニのお菓子をドカ食いしたり、
買った同人誌を読みながら過ごしています。
ネカフェに泊まるという手もあるんですが、そんな金を出すぐらいなら、漫画を買った方がいいです。
それ以外は某掲示板で書き込みばかりしています。

私は負けませんよ。
KK大学は無くなるかも知れませんが、KK大学は無実潔白であったことを全国の皆さんに知らせるその日まで」


その言葉を最後に、取材者である>>940は余りにも馬鹿馬鹿しい彼女の独演に呆れ果ててしまったのか、
取材料という名目で財布の中から諭吉を一枚渡すと、彼女は涎を垂らしながら大喜びで受け取るが、
>>940はその気持ち悪い面構えを見ることなく早歩きで後にする。

「世の中に真実を伝えるより、自分自分が変わってみるべきだ」

彼女の悪臭から離れ、彼女から何百メートル離れた場所で深呼吸しながらそう思った。