磯ケ谷昇犬の昇天

この物語は不完全なフィクションであり、実在する人物・団体には多分関係ありません


【お肉壺】QB師匠の窪みを語るスレ【股間が竹の子】 4
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784 名前:いらちなきのこ ◆MBg2xrtxYY [] 投稿日:2009/08/27(木) 23:41:22 ID:al4K46Uc
 


「ジャーン!」
幼稚な擬音で磯ケ谷昇犬がポケットから何か取り出す。表情が少し怪しい。
何が可笑しいのか、小柘植香織、 三方田佳恵、草津ひかり、古村真希の四人もそれをみてケラケラ笑っている。
こちらも異様なテンションである。
少し離れて久呆彰浩と國定洋平が座っている。
彰浩は何かに怯えるように部屋の片隅で小さくなっている。
洋平はそんな彰浩を気にする様子もなく一人ニヤニヤしている。
部屋は何やら煙たく薄暗い。そして、彼らの前には怪しげなガラス製の小瓶のようなもの、水パイプが置かれている。

今から数時間前、昇犬は偶然、同じ陸上部のひかりとその先輩である真希達に会った。
この時、昇犬の脳裡にある考えが閃いた。
例のブツを試そう。

須磨での悪夢のような出来事の後、すっかり元気を無くした彰浩を見兼ねて昇犬達はnixiの大学コミュの管理人である尾野村辰也に相談した。
すると辰也は大学に大麻が自生しているので一度試してみれば、と推めたのだ。
とんだOBもいたものであるが、いかな昇犬達も最初は躊躇した。
大麻が麻薬でそんなもの試すのが犯罪であることは底辺大学の昇犬達でも分かる。
しかし、辰也が大麻は自然由来で健康を害するものでないこと、自生している大麻は反戦運動やヒッピーカルチャーと共に持ち込まれた、いわば大学の歴史であること、そして、セックスがすごく気持ちよくなることを語った。
これを聞いた昇犬達は目の色が変わった。
自然由来だの、ヒッピーだの、どうでもよいし、よく分からない。
しかし、セックスがすごく気持ちよくなると聞けば試さない訳にはいかない。
法律!?それもどうでもよい。
辰也は急に昇犬達が乗り気になったのを訝りながらも煙草のように紙で巻くのは健康に良くないから吸飲器具(辰也はボングと言っていた)を寮に送ること、その代わりと言ってはなんだが一度セミナーに参加して欲しいと昇犬達に伝えた。
健康を気にするなら麻薬を推めければいいのに、それに生憎、辰也にとって肝心なところは期待に股間を膨らます昇犬達の耳に届いていなかったのだが。

それから昇犬達は自生している大麻を捜し、それを自室で乾燥させた。
しばらくすると辰也からボングと但し書きが送られてきた。
そして、あとは相手を捜すだけというとこでひかり達に出会った。
ディスティニー--
昇犬は叫びたくなった。
途中、彰浩と洋平に出くわしたのは誤算だったが
こいつらは安全パイだ。
洋平はガチホモだし、久呆さんは竹の子の里、まあ、久呆さんには古村さんを譲ってもいい。
あの人は澤井千恥ほどでないにせよ、毒電波を発しているし、後々面倒なことに成りかねない。
竹さんは実家に帰ってるし、保雄はパチンコに行ってるらしい。
陸上部の女を陸上部の俺が独占して何が悪いというのだ。
昇犬はそもそもは彰浩を元気づける為、竹多悟も陸上部であることをすっかり忘れてしまっている。

昇犬のノリの良さで寮の自室にひかり達を連れ込み、大麻は健康に良いだの、マッピーやホッピーは大学の歴史だのテキトーなことを言って乾燥大麻、即ちマリファナを一緒に試用させることを承諾させたのだ。

ポコッ…、ポコッ…、各々が煙を吸飲する度にガラス瓶の中の水が音をたてる。
最初は吸飲に慣れずにむせ返っていたりしていたが次第に各々の表情が緩んでゆく。
そして、狂宴が始まった。
最初に異変を示したのはひかりだった。
スピーカーを指差し、
「音符が~、音符が飛んでくる。」
と叫び、それを合図にするかのように各々が狂い始めた。

昇犬は立ち上がり、音楽に合わせて踊り始めた。
今だ。ポケットから秘密兵器を取り出した。
「ジャーン。」
皆が注目したのを確認し、「バイアグラ~。」
ドラえもんのモノまねのつもりらしい。
「のび太君、これを飲むとね、チンコがギンギンになるんだよ。」
言うやいなや青い錠剤を飲み全裸になり、腰を振りイチモツを太腿に打ち付けた。

ひかり達は唖然としていた。昇犬の股間のアレはなに!? 今まで見てきたモノと明らかに違う。

昇犬は興奮していた。
競歩を始めて以来、鈍っていた亀頭の感度が蘇ってきている。
それどころか、打ち付ける太腿もビンビン感じる。昇犬は無心で腰を振り続けた。
ビシッ、ビシッと打ち付ける音がしなくなり、昇犬のイチモツがそそり立った。

ひかり達は昇犬の股間に吸い寄せられた。
真希は、
「真っすぐで力強いモノ…。」
と言いながら昇犬のイチモツを撫でている。
「私の思考は根本へ向いてるから…。」
今度は陰嚢を撫で始めた。「男根、すごい。」
流石にチンコとは言いづらいのだろうか、口々に呟く。

ひかり達の呟きを耳にした昇犬は有頂天になっていた。
男根…、男根、そう、男根だ。
「そうじゃ、男根様じゃあ。」
そそり立つイチモツに右手を添えてひかりの頬を打ち始めた。
昇犬のチンコビンタが炸裂した。

イチモツで頬をビンタされているひかりにとって意外にもそれは今までにない快感であった。
マリファナをやると全身が性器になったかのような感覚になるというがその為であろうか。
「男根様…男根様…。」
ひかりの口から呟きが洩れる。

昇犬達の痴態を見て洋平の気分も高まってきた。
俺も先輩と愉しむとしようか。

彰浩だけは様子が違う。
まるで何か怯えているかのようだ。
バッドトリップ。
酒を飲んでも皆が陽気に酔う訳ではないように麻薬も誰もが快楽を味わえる訳ではない。
須磨で澤井千恥に蹂躙され心に傷を負っていた。彰浩の脳裡にあの日の悪夢が蘇る。

昇犬はひかりの頬をイチモツでひとしきりなぶると隣に座る香織にも同じようにチンコビンタで頬をなぶってゆく。
すでに昇犬の亀頭は先走り汁で濡れており、当然、彼女達の頬を汚すのだが全く気にするそぶりを見せない。
それどころか、昇犬が、「男根様じゃあ~。おいの男根様じゃあ~。」
故郷の訛りが混じりだした昇犬の雄叫びに、
「男根様~。」
と嬌声で答えている。
そして、よほど気分が高ぶっているのか、いつの間にか自ら身につけていたものを脱ぎ捨て、四人共全裸になっている。
さらに気をよくした昇犬は佳恵の額にイチモツに打ち付け、
「お前らは男根様のしもべじゃあ、男根様の下僕じゃあ~。」
と叫ぶとすかさず、
「男根様の下僕ですぅ~。」
と嬌声で応える四人。
「男根様の奴隷じゃあ~。」
「男根様の奴隷ですぅ~。」
昇犬のイチモツに添えた右手が木魚を叩くようなリズムからドラマーがスティックを握るそれに変化して佳恵の額を打ち据える。
もう、イキそう…あっ、古村さんまだやった…でも、三方田さんでイキたい、というよりあれでイキたくない。でも何もしないのもなんか…そうだ。快感のピークに達しようとしていた昇犬は佳恵の隣にいた真希の前に仁王立ちになり右手でイチモツをしごいた。
そして、我慢の限界に達した昇犬の白濁した体液が真希の顔面をめがけて襲い掛かった。

昇犬が自分の前に立った時、真希はやっと私も昇犬のイチモツ…いや男根様にいたぶられるのだと思っていた。
待たされた分、期待で真希の秘所はすでに濡れ細っていた。
そして…ビシャッ!。
!? 何が起きたのか分からなかった。
顔に何かが飛んできた。
粘っこいもの。目に入って痛い。鼻にも口にも入った。生臭くて苦い。
ようやくそれが昇犬の精液だと気付いた。
顔に付着した精液を拭い、それを見詰めて呟いた。
「磯ケ谷昇犬の人間性…倫理感…」

昇犬の放った精液の残滓と四人の強烈な雌の匂いに洋平の性欲も我慢の限界を迎えようとしていた。しかし、彰浩に全くその気がない、というかおかしい。
こんなに気分が昂揚しているのに何もしないのはあまりにも惜しい。
俺もマンコとシようかな。いや、それは漢道に反する。男はいないのか。
部屋を見渡す洋平。
…いた。男、いや漢がいるじゃないか。
立ち上がった洋平は着ているものを脱ぎ捨て、鏡に向かって歩いていった。
ビシャッていうたよな。
冷蔵庫から取り出したビールを一気飲み干した昇犬は先程の光景を思い出していた。
ここ最近、溜まっていたからだろうか、いつもより多めでドロッとした精液が真希の顔に飛び散ったのだ。
昇犬にも真希に悪いことをしたという思いがない訳ではないが、それよりAVで見たことしかない顔面シャワーを決めた喜びが遥かに大きい。
まあ、男根様に文句はないよな。
すっかりハーレムの主を気取る昇犬が両手に四人分のビールを持ち、女達の元に戻ろうとした時、洋平の姿が目に入った。
馬鹿だ…クスリをキメてもやっぱり馬鹿は馬鹿でしかない。

「洋平、お前やっぱり漢だよ。」
そう呟き見とれていると向こうもこちらに見とれている。
まあ、鏡なんだから当たり前なのだが、今の洋平はそんな事も頭にない。
それどころか、イチモツを上下にしごく右手の動きが激しくなっている。
馬鹿につける薬はないと言うがクスリも馬鹿には無力なのだろうか。
絶頂を迎えようとした瞬間、洋平は鏡の中の漢に向かって叫んだ。
「漢の中のおとこぉ! 出てこいやぁ~!」

洋平が何か喚いているが昇犬は無視することにした。女達も触れない方がいいと思ったのか洋平の方を見ない。
せっかくの愉しみを邪魔されては堪らない。
両脇のひかりと香織、そして、向かいに座る佳恵と真希の身体を気の向くままにまさぐる。
腕が二本しかないのが恨めしい。
四人も思い思いに昇犬の身体に手を延ばしている。幸い古村さんは気を悪くしてないらしい。
ただ、何で顔を奇麗に拭かないんだ。顔がなんかカピカピパンツみたいだ。
真希は気を悪くするどころか自分が選ばれたと思っていた。
昇犬、いや男根様が祝福を授けてくれたのだと。
私は常にみんなの幸せを願い、物事の根本を考える男根様の一番のしもべだ。
勘違いも甚だしいのだが真希はやはり電波系なのかもしれない。

昇犬は誇らしかった。
いつもは中折れして不甲斐ない男根様も今日は一度射精した後もそそり立ち、心強い。
こめかみが何か痛い気がするが気にすまい。
昔の感度を取り戻した亀頭と中折れしない力強い男根様!今の俺は無敵だ

「あの人…」
香織が部屋の片隅で彰浩に気付いた。
あっ、久呆さんおったんか。
「久呆さん、何してるんですか。」
昇犬が彰浩に声をかけると隣のひかりが、
「あの人もぉ~、男根様~?」
呂律の回らない声で尋ねる。
「あの人は竹の子の里。」指でサイズを示し、昇犬が答える。
恐らく、あまりよく分かってないのに、キャッキャッと声をあげて笑う四人。彼らに悪気があった訳ではない。
ただ、悪夢の中でもがいている彰浩にとってあまりにきつい一言だった。

竹の子の里!言葉が彰浩めがけて飛んでくる。
女達の嘲笑が聞こえる。
幻覚と幻聴が彰浩を襲う。そして強烈な雌の匂い。 奴が、澤井千恥が来る。
そして女朗蛛のように俺を搦め捕る。逃げなきゃ、女朗蛛が来る前に逃げよう。

彰浩が部屋を出て行くのを見て昇犬はホッとした。邪魔者はいなくなった。
四人共濡れ濡れなのは触って確認している。
まずは誰とシようか、ひかり、香織…プチッ。
えっ。天井が見えている。倒れてる!?身体が動かない、声も出ない。
四人は全く気付いていない。ひかりと香織は両脇から昇犬の胸に顔を埋め、佳恵と真希は股間に貪りついている。男根様だけそそり立っている。天井がグルグル回りだした。ヤバイ、意識が…

医師に処方して貰わずにバイアグラを飲むの危険です><

彰浩は寮の階段をノロノロ降り、玄関に向かってゆ。千恥から逃げることしか考えられない。
「久呆さん」
ビクッとして振り向くと体育領域の後輩の尾畑と植田だった。
「久呆さん、どうしたんすか。顔、真っ青ですよ。」
「あれ、昇犬んとこですか?何やってんですか。」
「あ、ああ、あれ、なんか上すごいことになってる…」
ぼそぼそ答える彰浩を訝しげに一瞥して昇犬の部屋に向かう二人。
彰浩は振り向くことなく玄関からおぼつかない足取りで外に出てゆく。
逃げなきゃ、女朗蛛が来る前に逃げなきゃいけない。

宛てもなく伏見をさ迷う彰浩に救急車のサイレンの音が聞こえる。

人間やめますか。
それとも京レやめますか。


【復活レース】磯谷昇太#2発目【復讐レイプ】
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