世 界 陸 上
この物語は完全なるフィクションであり、実在する人物・団体には一切関係ありません
http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/aniki/1249932298/
雑談系2 [ガチホモ] “【お肉壺】QB師匠の窪みを語るスレ【股間が竹の子】 3”
844 名前:いらちなきのこ[] 投稿日:2009/08/18(火) 00:30:01 ID:LeTRbMHe
突然の来訪だった。
國定洋平が自宅まで訪ねてきたのだ。
戸惑いを隠せないまま久呆彰浩は自室に招いた。
彰浩が卒業して以来の再会だった。
迷惑だという思いと懐かしさがないまぜになる。
ここ二ヶ月、お互い色々あったが口にすることもなく無言で二人は向かいあっている。
「おい、こんな時間に…」と言いかける彰浩の機先を制するように
「こ、これ先輩に。」
そう言いながら洋平紙包みをテーブルに置いた。
「開けてみて。」
洋平に促されて彰浩は紙包みを破り高価そう箱を開けた。
そこにはパンツが一枚入っていた。
パ、パンツ!?それにこのパンツの股間は…
唖然とする彰浩に
「象さんパンツ。」
と彰浩の心を見透かしたように洋平は答えた。
「先輩、サッカー好きだよね。象さんパンツはC・ロナウドのお気に入りなんだよ。」
確かに股間に象の顔のぬいぐるみがついている。
象ということは…やはり鼻の部分がペニスサックになっている…
「あっ、C・ロナウドも先輩と一緒で小さいんだって。」
先回りするように洋平が答える。
変わってない。
懐かしい…わけがない。
どうして、こいつは何時もこうなんだ。
頑張れば、頑張る程、空回りする。
いくらサッカーが好きでもイチモツの小ささが似てて喜ぶ奴はいない。
それにC・ロナウドはこんなに小さい竹の子の里じゃないだろう。
自虐的な思いに駆られる彰浩。
だが洋平はそんな彰浩に構うことなく、履いてみてとはしゃいでいる。
仕方なく彰浩はノロノロと象さんパンツを履く。
「似合ってるよ、C・ロナウドみたい。」
はしゃぐ洋平と対象的に情けない表情を浮かべる彰浩。
案の定、象さんの鼻がブカブカである。
昇犬ならお似合いかも知れない。
彰浩は後輩の奇跡のイチモツを思い出した。
嫌なモノを思い出した、
彰浩の劣等感が鎌首をもたげる。
そんな彰浩の心情に気付くことなく洋平は更にテンションを上げて彰浩の身体に纏わり付いてくる。そして彰浩の耳元で
「ねっ、先輩しようよ。」と囁く。
やっぱり。
彰浩は舌打ちしたくなった。
どうせ、こんなことだろうとは思っていたが。
ガチホモの洋平は恐らく、彰宏が卒業して以来の禁欲生活に耐えられずにこんな夜遅くに俺の実家を訪ねてきたのだ。
追い返そう。
帰る電車がない!?
知ったことか。
彰浩の口からこれらの言葉が発っせられようとした時、
「いっぱいシてあげるから。」
洋平の言葉が彰浩を思い留まらせる。
禁欲生活を送ってきたのは洋平だけではない。
「か、家族がいるだろ。」
言葉と裏腹にその気になりだしている彰浩。
「大丈夫、テレビつけてたら分からないから。」
洋平はテレビをつけた。
ああ、世界陸上やってたんだっけ。
彰浩が黙りこんだのを同意と受け取った洋平は下半身裸になり
「先輩、舐めて。」
とそそり立つイチモツを見せ付けながら言った。
はあ!?彰浩は混乱している。今まで散々洋平に弄ばれてきた。
しかし、洋平は俺に同じことを求めてきたことはなかった。
だから洋平との関係は続いてきたのだ。
一方的に快楽を与えられる俺。
風俗と何等変わることはない。
これが彰浩が自分はホモでない論拠になっている。しかし、洋平はその論拠を崩そうとしている。
「してくれたら、いっぱい気持ちよくしてあげるから。」
心が揺れる。
「ほら、これなら出来るでしょ。」
どこに隠していたのかラップを取り出し、自分のイチモツをラップで包んでゆく。
直にでなくラップ越しなら… 相変わらず欲望に流される彰浩、でも、どうしてコンドームでなくてラップなんだ!?
洋平にとってコンドームはあくまで避妊具であり、マンコが使うモノである。
漢道のセックスは生が基本、どうしても生が駄目ならラップだ。
男は黙ってサランラップ!洋平の持論である。
それにしてもこんなに簡単にいくなんて。
洋平は満足気に笑う。
彰浩の洋平が禁欲生活に耐えらなくてという予想は半分当たっていた。
残る半分は…世界陸上である。
洋平と同じく漢道を邁進するあの人が司会をしている。
くだらないモノマネ芸人のせいでケツの穴が緩い癖にケツの穴が小さい奴と馬鹿にされていたが洋平達にとってはカリスマである。
あの声を、あの名台詞を聞きながらイキたい。
これが洋平が彰浩の実家を訪ねた真相だったのである。
仕方なくラップ越しに舐めるがもう一つよく分からない。
洋平は
「カリ首を重点的に…先輩もカリ首が気持ちイイの知ってるでしょ。」
とか言ってるが彰浩は生まれてこのかた自分のカリ首を見たことがない。
当然である。
真性包茎なのだから。
玉を弄れとかうるさいけど、とりあえず洋平の言う通りにしよう。
彰浩の舌技は拙いものだったが洋平は満足だった。何と言っても先輩がラップ越しとは言えイチモツを舐めてくれているのである。
それにテレビから
「ン~フッフッ。」
とあの人の独特の笑い声が聞こえると堪らなくなってくる。
いつしか洋平は
「ホモ・セクシャルなめんなよ!」
あの人の名台詞を無意識に口にしていた。
「前立腺封鎖出来ませ~ん!」
「ホモに生まれてよかったぁ!」
もう、駄目、我慢できない。
「ん~!キタァ~!」
テレビのあの人の絶叫と洋平の絶叫がシンクロする。
地球に生まれてよかった、洋平は心底思った。
