「真実[たましい]の泉」に寄せて
【お肉壺】QB師匠の窪みを語るスレ【股間が竹の子】 4
http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/aniki/1250634053/
182 名前:ウホッ!いい名無し…[sage] 投稿日:2009/08/21(金) 00:06:24 ID:mwgMRT+0
んじゃ、今日は「ネットで偶然見付けた素敵な詩」の批評でもしましょうか?
注)あくまで作品への批評です。
尾崎豊 「誰かのクラクション」 *別ウィンドウが開きます。
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=39660
まとめにんによる 挿入
「真実[たましい]の泉」 *別ウィンドウが開きます。
http://s03.megalodon.jp/2009-0825-1138-49/awakeners.jugem.jp/?eid=223185 名前:ウホッ!いい名無し…[sage] 投稿日:2009/08/21(金) 00:24:10 ID:PrDunAaY
では「批評」いっきま~す。
現実社会を憂う詩なら、まぁ歌詞なんだけど、尾崎豊の誰かのクラクションが好きです。
尾崎豊の中では、あの曲だけはいいなぁと思います。
乾いた地下鉄の風、汚れた街並み・・だけど、ピアノの指先のような夜景。
決して厭世的ではなく、「ほらごらん、すべてが君のものなんだ」
ということで、こっちはあくまでも誰かに捧げる詩なんですね~。
「慌しい町の生活と君のリズムはかみ合わない」と誰かを思っている詩です。
尾崎氏が独りよがりのオナニーで詩を書いていたんじゃないことがわかります。
ものすごく誰かを大事にしていて、この世界の美と醜をちゃんと見てるってことも。
対する今回ネットで見付けた詩はあくまでも「自分」なんですね。
この自分は不特定多数にとっての自分を指しているのではなく、
あくまで、「作者」を指してるわけです。
自分が自分に語りかけた詩なんですね。自分の中の葛藤や世の中との軋轢を
ただただたらし流してるだけ。こんなんじゃ人の心は打ちませんねぇ。
理想郷の描写が少しあるわけですが、全体の文章から「てめ~に都合のいい理想郷じゃね~のかよ」
と勘ぐりたくもなるわけです。大人たち、子供たち の言葉が実に白々しい。
クリスマスソングでは佐野元春のクリスマスタイムインブルーが一番好きなんですが
その歌詞に出ている登場人物はみんな現実味があって、「お金もない人も、有り余ってる人も」
「古い人たちも 新しい人たちも」・・その他戦場の兵士とか、しくじってる人とかへの愛情が伝わってきて
うっと~しい恋愛クリスマスソングよりも10000000倍愛してるんですけれど、
ネットで見付けた詩の 大人たち 子供たち の言葉からは「自分以外の人」というなんとも冷たい
醒めた感じが伝わってきます。
この作者さんは自分以外の人を愛しているでしょうか?
男も女も関係なく、自分以外の人に愛情を持っているでしょうか?
188 名前:ウホッ!いい名無し…[sage] 投稿日:2009/08/21(金) 00:39:16 ID:RBzqn4Kd
先生、批評キツイですww
でも創作物からは個人の本質がにじみ出ることが
よくわかりました。
189 名前:ウホッ!いい名無し…[] 投稿日:2009/08/21(金) 00:41:19 ID:lEXaN+Ax
自己愛性人格障害だと他者への感情移入はムリ
さらに悪いことに自我領域が拡大してるから
すぐに「みんなアテクシと同じこと感じてるんだ」と思いこむ
相対的、客観的な視点を持つことができない
かなり前に書いたけど、他者との交流で生まれる「文脈」というものが理解できない
これはまあ本人だけの責任ではなくて
幼少時に二律背反に晒された環境の影響が大きいのだけど
いずれにせよリアルでは接したくない人種
462 名前:ウホッ!いい名無し…[sage] 投稿日:2009/08/22(土) 23:27:11 ID:gRgQevsw
>>443
夢枕先生、作風って本当に人柄出ますね~。先生は几帳面で真面目な文章をお書きになっているので
多分そういう感じの方なんでしょう。いつもさわやかです。
私は、適当でいい加減なので、きちんとした先生のような文章は書けないなぁ。
そうそう、元春のあの曲ね、あの電波ポエムとは対極にあるような気がして敢えてあげたんです。
自己愛VS博愛 みたいなね。友愛とか恋愛とか親子愛とか世の中にはたくさん愛があるけれど
自分の中では博愛が一番綺麗なものに思える。
また、あの電波ポエムは惹きつける何かもないです。恐ろしいほど電波だけど。
綺麗じゃないから魅力がないというわけでもなくって、例えば、あくまで個人的な意見だけど
ベルバラでは、ジャンヌっていう悪役チックな女性が好きなんですけれどね、彼女は魅力あると思う。
貧乏から抜け出るために、手段を選ばず、己の欲望のために突っ走るなんてある意味かっこいいわけで。
一世一代の賭けをして、使える策はみんな使って、とにかく貴族にのし上がっていくっていう女性なんですけどね。
殿方はロサリーっていう風と共に去りぬなら、メラニーっていう大人しくて慎ましくて優しくて従順なタイプがいるわけですが
あ~いうタイプの方が好ましいのかもしれないですけれど。。
そうそう、潔さがないんですよね。あの電波ポエムには。
どうせ自分のことしか考えてないならば、ふんぞり返って、蹴っ飛ばしてみせてくれと思います。
愚かで卑屈な人間にも前述のジャンヌのような魅力があったりするですけれど、
それすら感じられないわけで。
長々と書いたけれど、自己愛激しくて自分のことしか考えられないのであるれば
いい人を気取るな!と、そういう感じ。
今回一連の事件で参考資料としてSSやその人の書いたものをたくさん読んだんだけれど
私はあの電波ポエムおよびブログが一番嫌いです。
先生はあのポエムから何を感じ取りましたか?先生は優しい感じだから
私のようには激しく嫌悪の気持ちを感じない気がする。ご意見お聞かせ願えたら嬉しいです。
584 名前: ◆yIOXwfeSEE [sage] 投稿日:2009/08/24(月) 16:32:35 ID:TQUa20JD
>>462
いわゆる中二病というのが第一印象です。
この詩は、思春期にに「大人達は汚い」「大人達は汚れている」「大人達は何もわかってない」「大人達は答えをはぐらかす」
「自分は能力があるのに評価されない」の延長線上にあるのかなと思ってます。
ここで「間違っていたのは世界の方だ!」とギアスを発動すれば、後に黒歴史として認識する程度の病状で済みそうです。
キャラを自分に投影させ「違う、間違っているぞ!」といったところで、「え、それってルル?マジ受ける」なら
まだいい方で、たいていは「ギアス厨、ウザい」と叩かれて修正されていくわけです。
比較的早くに罹患した場合は社会に参加していくことで、いやおうなしに治癒していきます。
しかし、遅くに罹患した場合や、カルトルート、スピリチュアルルートに分岐してしまった場合はやっかい。
「人類補完計画」をフィクションとして楽しめればいいのですが、ああいうのを大真面目に考え出してしまったら
非常にやっかいです。
1978年 南アメリカ「人民寺院」信者914人が集団自殺
1986年 和歌山「真理の友教会」女性信者7人が教祖の後追い自殺
1993年 テキサス州「ブランチ・ダビディアン」FBIと銃撃戦の後集団自殺、死者86名
1994年 スイス、カナダ「太陽寺院」信者53人が集団無理心中
1997年 カリフォルニア州サンディエゴ「ヘブンズゲイト」信者39人が集団無理心
2000年 アフリカのウガンダ「神の十戒復古運動」信者約4千人が集団自殺
「世界」と「自分」達の折り合いがつかなくなってしまった人達の末路がここにあります。
とまあ、両極端な例を取り上げてみましたが、世の中で圧倒的に多そうなのが中間層です。
中二病は完治しないけれども、革命への野心を持つわけでもなく、宗教に帰依するわけでもない。
だけど世の中が間違っていて、自分達は正しいんだよってポジションにいたい。
この詩はそんな人達のお守りみたいなものかな、というのが正直な感想です。あの詩を要約すると
> 真実を知り「憂鬱(ブルー)」から抜け出し、藍色(インディゴ)の空を経て、透明(クリスタル)な世界に到達しよう。
というわけで、結局は何も言ってないに等しいわけです。
中谷彰宏ほどエンターテイメント性があるわけではなく(ファンの方、不快に思ったらごめんなさい)
マーフィーの成功法則(マーフィーの法則ではない)ほど(何やら成功しそう)と思わせるわけでもないのですよ。
この詩は綺麗な言葉を繋ぎ合わせているだけで、人の心に働きかける何かがあるというわけではありません。
何回か読み返してみましたが、上記の要約でしかないんですよね。
本来ならひっそりとネットの片隅で埋もれ、作者とその仲間達のお守りになっていれば害もなかったのでしょうが、
今回の事件で衆目に曝され、その幼児性と自己愛が指摘されました。
結論「ピュアな僕らがつくる綺麗な世界」と叫ぶ子供に対して「ああ、そうよかったね。」と受け流す感じかな。
あれ、いい大人の作品だとしたら、きのこ先生じゃないけど「キメてんのか?」としか思えません。
激しく嫌悪する腐女子先生の方がまだやさしいのかなと思います。
でもやっぱり性質が悪いって言えば悪いかな。この手の人たちってのは、自分達が「自己愛」とすら
かけらも思ってませんから。きれいな言葉、きれいな考え方、間違っているのは現実。
こういうのを無自覚に信じられるというのは実に恐ろしい。組織に流されるがまま行動し、
事件を起こしては「私たちは騙されていた」「私たちはむしろ被害者だ」とのたまうわけです。
ベルバラは未読ですが、意志を持った悪役というのはわかりやすいし、突き抜けていてどこか魅力的ですらあります。
でも、自分の意志を他の誰かに預けた人達ってのは本当に気持ち悪いわけですよ。
オウム真理教は麻原という異形が悪として裁かれた格好になってますが、この事件の本当に恐ろしいところは、
いわゆる一般市民と呼ばれる人たちでも、自らの意志を他人に預けてしまうというところかな。
弱い自分、矛盾だらけの世界というのは確かにそうなんだけど、そこで歯を食いしばって何とか生きていくか、
頭をお花畑にしてカルトな世界に逃げちゃうか、皆様もルート選択は間違えないように。
自戒の念も込めて。
631 名前:ウホッ!いい名無し…[sage] 投稿日:2009/08/25(火) 01:59:13 ID:majt+A4Y
>>584
やっぱりお聞きしてよかったです。
つまり、簡単にすると(アホなのに簡単にしないと、理解が・・すいません)
世の中に不満があって行動するやつ → テロ 過激派
世の中に不満があって裡にこもるやつ → 自殺集団
ってことかな?もっともっと簡単に言うと社会不適合者の言い訳にスピリチュアルやら
カルトを使ってると・・。ん~。
>中二病は完治しないけれども、革命への野心を持つわけでもなく、
>宗教に帰依するわけでもない。
>だけど世の中が間違っていて、自分達は正しいんだよってポジションにいたい。
これがすべてですね。
あの詩およびブログが嫌いな理由が、先生の解説ではっきりしました。
「てめー、自分でなんもアクションを起こさないくせに、グダグダ言い訳してんじゃねーよ」
言葉が悪いですが、こういうことかもしれないです。あの作者の唯一してる行動は、「現実逃避」だけなんだもの。
むちゃぶり的な質問に丁寧にお答えくださってありがとうございました。
626 名前:ウホッ!いい名無し…[sage] 投稿日:2009/08/25(火) 00:48:29 ID:UZAZOnIU
腐女子先生と夢枕先生に触発され、改めて>>182の「真実[たましい]の泉」読んでみました
構造分析すると
1 序章:ひとりひとりの中にはそれぞれ真実が湧き出す泉がある
2 承前:その泉は気付かれにくく、大人になるという弊害で気付きが阻害される
3 原理:弊害は現状をブルーに見せるが、(大人フィルタを除けば)真実の姿はインディゴでありクリスタルである
4 変調:唐突な「あなたとの出会い」というモチーフの登場
5 結語:ひとりひとりの心の奥にある泉に気付いてそれを解き放とう
というようにとれます
1、2、3、5、の流れについては、婦女子先生的に他者との関係不全という内面から見ても
夢枕先生的に廚二からカルトへという社会学的見地に立っても、「過剰な自己愛性」の典型だと思いました
実際こういう奴多いんですよね現実の問題を棚上げして夢見ちゃうような輩、困ったもんだ、それも不惑で
ここからが本題、気になったのは、4、の変調部分です
>なぜあなたに出逢えたのか その瞳に尋ねても
>見透かすような微笑みだけ 僕の心を振るわせる
>友達だとか恋人とか かたちには二人はまらない
>たったひとつを伝えるため 手を合わせたとき
>争いを解く 鍵が舞い降りる
この部分は、いろいろと難解です
単純に、A:上手くいかない結婚生活をパトーナーに対して訴えたのかもしれないし
B:だれかまだ見ぬソウルメイトwを夢見ての言葉かもしれないし
C:はたまたもっと下世話に、甘言を弄して新たな金づるを探す願望の表出かもしれない
D:最大限好意的に見て自他の区分を消滅させる密教思想かもしれないけどさすがにこれはない、表面的すぎる
で、思い返したのが、以前唐突に投稿された以下のレスでした(コピペは無駄な改行を調整しています)
574 :ぶ さめのこ:2009/08/15(土) 14:58:57 ID:YNMjfIgQ0
weve had a rough patch, and were still working out the kinks.
but when it comes to this girl kids.
shes for life.
shes my right arm.
my "get the fuck over yaself" friend.
the girl who knows when im lieing or when im trying to hide sumthing. by us just saying hi to eachother.
we know wot kind of day weve both had. and even though we do eachothers heads in.
and complain,
and frankly want to batter eachother sometimes..
it really dont matter.
coz shes got my bck and i've got hers.
shes more then i friend. shes family. officially. and in the heart.
↓以下、スラングを整形してみました↓ただし英語は不得手なので間違っているかも↓
We have had a rough patch, and were still working out the kinks.
But when it comes to this girl kids.
She is for life, she is my right arm, my "get the fuck over yourself" friend.
The girl who knows when I'm lieing or when I'm trying to hide something, by us just saying hi to each other.
We know what kind of day we've both had, and even though we do each others heads in.
And complain, and frankly want to better each other sometimes.
It really dont matter, because she has got my back and I have got hers.
She is more then my friend.
She is family, officially, and in the heart.
なんか思考が似ているような
それもB:だれかまだ見ぬソウルメイトwを夢見ての言葉かもしれないし、もしくは
C:はたまたもっと下世話に、甘言を弄して新たな金づるを探す願望の表出かもしれない、のいずれかに
誰が、誰に対して、なんの為にこのレスをしたのか、もしかしたらもっこすが言うところの英語に堪能な街道かも知れない
もはや行数が尽きたしいい加減酔っぱらったので、詩とこのレスの類似性だけ書いときます
あとは先生方の作品を極上のつまみとして ( ^ω^)/▼ カンパイ

