保守代わりに投下
この作品は完全なるフィクションであり、実在する人物・団体には一切関係ありません
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56 名前:創る名無しに見る名無し[sage] 投稿日:2009/09/28(月) 11:59:10 ID:mEdwPldm
涼やかな秋晴れの中でぶさめはひとりでぽつんと授業を受けていた。
以前は親友や相方が隣にいたり話し掛けていたが、今は側には誰も近寄ろうとしない。
別に孤立するのは苦にならない。小グループ作れって言われたらちょっと困るくらいである。
大した被害ではない。
遠巻きにぶさめを見ながらこそこそと集団で固まって笑っている。
ぶさめを見る目つきが神経に障る、と思いながらちらりと彼女達を見やると彼女達はぶさめに向かって歩いてくる。
その中の一人の少女が剣呑な目つきでぶさめを見上げ、言い放った。
「皆迷惑してるねん」
「…な」
(何でそれをあんたが言う訳?思ってる人が直接言いに来たら良いやん。言ってくれって頼まれた?誰に?それとも何、代弁してくれてんの?お優しいことで)
…おっと、危ない。反射的に言い返してしまいそうになってしまった。
彼女達は就職に関してもぶさめに延々と文句をぶつけて来た。
しかし、就職できないとかそういうのはあたしには関係ない。
本当に人間的に魅力のある人なら出身なんて関係なくとってくれるよ。
それが出来なかったのを私の所為にされても困るな、と思いつつぶさめは彼女達の文句を無視してポケモンをやり始めていた。