私 小 説
この物語はノンフィクションでありますが、実在する人物・団体には関係ありません


【お肉壺】QB師匠の窪みを語るスレ【股間が竹の子】 5
http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/aniki/1251558045/
513 名前:私小説① ◆jbk/fGtpkA [sage] 投稿日:2009/09/04(金) 23:56:32 ID:Es+GkMwx

え~、今日は~「某スレで発掘作業に携わっていただいている方」に捧げます。
癒しになれたら嬉しいんですけれど。



電話をかけるとしばらくして、流暢なブリティッシュが飛び込んでくる。
日本人が話してるのはわかってるので、気遅れしないように話し出す。

「あ~、あたしだけどぉ、おはよ」
「あ、珠さん、お久しぶり。どうしたんですか?こんな時間に?日本何時ですっけ?」
「えっとね、それはいんだけどね、あのね、ちょっと見てもらいたいものがあって」
「は?」
「メールあけて、メール。今」
「えっ、はい」
「見た?見た?」
「なんですか?本当にこれ?画像もついてて・・」
「あのさ、あたしが知ってる中で、一番のお嬢さんが智ちゃん(仮名)なんだよねぇ」
「え?あの・・あの学校に行ってたのは高校までなんですけどね・・」
「だからさ、自称お嬢さんのプロフィールとか、お写真とか見てどう思うか聞いてみたくって」
「・・またなんか面白いことに首つっこんでるんですかぁ?も~、そっち朝6時でしょ」
「あ~、うん。面白くはないけどさ、ね、ねぇ。感想きかせてよ」
「・・そんなこといったって・・」
「きかせてよ!帰国したとき面白いとこ連れてくよ!じゃんじゃん呑ませるよ!」

「も~、あ、大学名が・・ここは私立?」
「ん?違う、国立様」
「聞いたことないですよ」
「聞いたことなくったって、国立らしいよ」
「え~、京都・・ですよね?京都大学じゃなくて?」
「うん、京都大学じゃないんだよ。でもものすご~くエリートらしい。
あたしも聞いたことなかったけど。その大学は偏差値50らしいんだけど」
「へ?へ?・・それで、この人はそこの院にも行ってるんですよね?この大学本当に知らないなぁ
・・え~、お嬢様か。京都だったら、日本舞踊とか華道とかそういう関係の家元のお嬢さんとかじゃないでしょうか?
・・あ、でもそんな聞いたこともない大学行かせないですよね?」
「なぞなんだよねぇ、智ちゃんの同級生の親とかどうだったの?」
「え~、高校のときの同級生ですかぁ?ん~、親が官僚とか医者・弁護士の娘とかは多かったけど、
一番お金持ちはXXXXXのXXXXの娘でしたよ、桁違い。
でも本当のお嬢様はインターに行くんだと思いますよ」
「あぁ、そうだね、インターだよね、あいつらの親はとんでもない金持ちだよねぇ」
「それとか、ロンドンに早くから留学させたり・・アメリカじゃないですね。米語はやっぱり汚いから」

「服見て、服。服の画像。近影05とか」
「へ?あ、はい」
「見た?」
「なんでしょう、素材が悪そうですね。やすっぽいっていうか。
それにカバンが酷すぎます。。。XXで、こういうカバンを持ってる人はひとりもいないような。
あ、付属上がりで・・ですけど」
「ん~、あのカバンはどこで入手したのか、あたしも是非知りたい」
「こういう形のGジャンとか、最近着てる人いましたっけ?今は細身のシルエットですよね」
「去年からGジャン着てる子いるけど、東京じゃタイトしか見ないよ、あんなの着てる人いない」
「・・ですよね、XXXXのブランド譲渡があってから、日本の流行は結構見てたんですよ」
「不思議な格好だよね?」
「院生なんですよね?」
「・・らしいよ。んで、奨学金ももらってるらしい」
「へ?どうして?」
「知らないよ。お嬢様で奨学金もらってるなら、よっぽど親がケチなんだろうねぇ」
「??日本の奨学金は、経済的に学費が必要な家庭のためにあるんじゃないんですか?」
「ん~、米国だと割と簡単にscholarshipは貰えるんだけどねぇ。日本はわからん」
「近影01にある時計、どこのでしょうね?ピアジェかな?オーデマピゲかな?」
「お嬢様だから、最高級の時計だと思うよ!」
「・・ごめんなさい、私時計にあんまり興味がなくて、ありきたりのブランドしかわからないですよ。
祖母から貰ったものを手入れして使ってるので」

「智ちゃんさ、なんで大学は付属行かなかったの?」
「え~、行きたい学部がなかったのと、初等科から高校まで行ってみてやっぱり刺激がないっていうか・・」
「そんなもん?」
「そんなもんですよ、お嬢さん学校はつまらないですよ。
いまひとつ専門性にも欠けますし。今の仕事には就けないですし」
「ふぅん」
「男の人に受けはいいかもしれないけど、ただそれだけですよ」
「でもちょっと、うらやましい気がする。あたし、下町育ちだし。山の手のお嬢さんはイメージがいいっていうか」
「・・実情はそんなんでもないです」
「あ、もうこんな時間だ。もう支度するね。ごめんね、つまらない用事で電話して」
「いえいえ。なんだかカルチャーショックでしたよ。世の中広いなぁというか・・」
「今日はありがとね。帰国する前には連絡してね、じゃね」
「はい、いってらっしゃい」