暴走 SCENE 4.5・5.5
この物語は完全なるフィクションであり、実在する人物・団体には一切関係ありません


:@:たけのこの里:@:
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398 名前:69(仮)[sage] 投稿日:2009/10/14(水) 23:54:03 ID:M2GfGYZq


SCENE 4.5

SIDE K

SNSで仲間たちと励ましあっている。
大型掲示板での叩かれ方を見ていると悔しくなる。
負けずに、つい書き込んでしまう。
俺ももっともっと頑張らないといけないんだ。
ケータイにSNSに掲示板。
俺って結構大活躍してるんじゃないか?
OBからもメッセがじゃんじゃん届いてる。

SNSは、早い時期に管理人をやってるOBが非公開にしてくれた。
とりあえず、毎晩集まれるだけ集まって作戦会議と情報交換をしている。

"ケータイとSNS、同一人物だって疑われてるぞ"
OBの先輩からのメッセだった。
"血液型や経歴が一緒だし。ホントはおまえなんじゃないの?"
なるほど、さすがセンパイ!鋭いかも。
でも、とぼけるしかないよな。
先輩にも迷惑かけちゃうことになったら申し訳ないし。

早速、血液型とかちょっといじってみた(笑)


SIDE S
面倒なことになったと思わざるを得なかった。
拘留されている連中が余計なことを喋らないことを
祈るばかりだったのである。

事務局から連絡が来たのは、そんなときであった。
なんとか、示談で収めようという事らしい。
学生達をそれなりにコントロールして欲しい、というものだったのだ。
それならば、何とかなるかもしれない。

とりあえず一番、熱くなっている奴に少し
クールダウンしてもらわないとならないだろう。
そう思い、メッセを送ったのだ。

"ケータイとSNS、同一人物だって疑われてるぞ"
こんなところで、馬脚を現されてしまえば始末に終えなくなるのではないか。
"血液型や経歴が一緒だし。ホントはおまえなんじゃないの?"
これで、バレたらばみっともないことになる可能性はあるのだが。
まあ、すっとぼけてたけど。おまえ。バレバレだっての(笑)



SCENE 5.5

SIDE K

・・・たまに、本当に「真実」は真実なんだろうか。
大型掲示板の俺達に対する反論をみていると
漠然とした疑問が頭をもたげていた。
でも、不起訴になったことで疑問は払拭された。

不安だったりくじけそうになったりしても、
OBの先輩が親身になってくれたのが支えだった。

"これで、一安心です。昨日まではセカンド・レイプ扱いだったんですから。"
先輩達が不起訴になったのが、本当に嬉しくってお礼と共にメールした。

"実は、先日のご指摘の件、ご推察どおりです。
あれは、どちらも俺です。
複数のハンドル・ネームで別人演じてもいいと思いませんか?
騙すつもりじゃないですし、わからなければ構わないと思うんですよね。"

"やっぱりそうだったんだね、色々大変だったね。ご苦労様"
ああ、分かってくれる人がいるって嬉しいものだ。
"まだまだ、大変だろうけど頑張ろうね"
そう、優しい返事が来て俺はまた頑張れると思った。

なのに、俺がOBの先輩に送ったメッセが大型掲示板に貼られてた。


SIDE S
不起訴はよかったのだ。
だが、許せないのはすっとぼけたアイツだ。
自分は教師になったからといって、後輩を裏切ったのだ。
うちの部の後輩だけでなく、自分の部の後輩まで!

"これで、一安心です。昨日まではセカンド・レイプ扱いだったんですから。"
この、能天気なメールにめまいがした。

"実は、先日のご指摘の件、ご推察どおりです。
あれは、どちらも俺です。
複数のハンドル・ネームで別人演じてもいいと思いませんか?
騙すつもりじゃないですし、わからなければ構わないと思うんですよね。"

これで、言い訳のつもりかと思うと苦笑がこぼれたものだ。
"やっぱりそうだったんだね、色々大変だったね。ご苦労様"
だが、大変だったのはお互い様なのだ。
"まだまだ、大変だろうけど頑張ろうね"
ここは、労っておくべきであろう。

そう思う心と裏腹に、アイツもアイツの部もアイツの後輩もが
憎くなる気持ちに歯止めを掛けるのは難しかったのだ。

その晩、後輩からの能天気なメッセを貼った。